南アフリカのケープタウンにある 貧民街は衛生環境が劣悪なため、 毎年数千人もの人々がチフス、下痢、 肺炎、コレラなどの感染症で 亡くなっています。 中でも子どもたちの死亡率が高く、 衛生状態の改善が急務となっていました。 子どもたちの命を奪ってしまう感染症 の多くは、実のところ “頻繁に石鹸で手を洗うこと” によりかなりの割合で防げます。 そこでWHOは、子どもたち一人一人に 石鹸を配布することにしましたが、 普通の石鹸を単に配布するのではなく ある工夫をしました。 その石鹸は、 “石鹸を確実にしかも頻繁 ...