こんにちは。山口市・宇部市の学習塾「かわしま進学塾」の奥村です。
このブログ記事を書いている時間は1/25(火)の15:00です。
今日は山口市ではちょうど野田学園や県鴻城の入試があり、私立入試を終えた受験生が公立推薦入試や一般入試に向け今日も自習を頑張っていました!!
毎年この時期は本気で頑張る生徒が見れて僕ら講師陣も褌を締め直す思いです。
さて今日は、いつもの習慣の寝る前ネットサーフィンで面白い記事を見つけたので、皆さんにもお伝えしようと思います。
タイトルにもあるように、太宰治著「走れメロス」の記事でした。
文中のメロスは、友人のため
・一睡もせず十里の路を急ぎに急いで、
・ぶるんと両腕を大きく振って、雨中、矢のごとく
・疾風の如く刑場に突入した
などなど、メロスの韋駄天ぶり、必死に走る様を表す表現が文中には多く用いられています。
その中で、注目されていたのが、
「少しずつ沈んでいく太陽の、十倍も早く走った。」
という文章でした。
まあ勿論、これはゆっくりと沈みゆく太陽と比較して...という話なので、そこまで深い意味はなかったのかもしれませんが。
迫る刻限と、メロスの決意・葛藤・焦りなどを感じる名文ですね!!
しかし、太宰治は見落としていたんです....太陽の沈む速さを。
なんでや!!太陽が沈む速さってめっちゃゆっくりやんけ!!!
と思った人もいるでしょう。ほんとはめちゃくちゃ速いんですよ。
中3の皆さんはご存じかと思いますが、太陽は動かず、地球の自転により「動いているように見えている」だけなんですよね!
これを天体の日周運動といいますね!!
なので、太陽の沈む速さ=地球の自転速度になります。
ですからその速さに10倍をかけるとメロスの速さになります。
地球1周を約40000kmとすると、24時間でくるっと自転しているわけですから、
地球の自転速度=40000km÷24時間=1666.6666....=時速約1667kmです。
これは赤道上の速さですので、物語の舞台であるシチリア島の北緯37°などを計算に入れてふにゃふにゃすると、少しだけ速さは遅くなって、
結局時速1331kmほどに落ち着くそうです。
メロスはこの10倍で走ったと言うのですから驚きです。
メロスの走る速さ、その数字なんと時速13310km!!
秒速3.7kmという驚きの数字です。
このスピードで走ったなら、メロスのその健脚によって衝撃波が発生し、
周りの人という人を吹っ飛ばし、建物という建物を破壊しながら進むことになるでしょう。
まあ、メロスは余裕で結婚式に間に合い、山賊どもに襲われても一瞬で置き去りにし、セリヌンティウスが心配するまでもなく余裕で帰ってきました!
になると面白くもなんともないので、本気を出さずにいたんですね!
...という話をすると爆笑が取れました。いえい!!
こういった、言ってしまえばバカらしいことを真剣に考えてみることも、勉強ばっかりで疲れた頭をリラックスするという意味で、いいなと思いました。
高校生は大学入試2次試験、中学生は公立受験が迫っていますが、焦りは禁物ですよ。
ヤバいヤバいと思うけど、成果は出ないことだってあります。
そういう時こそ、リラックスして、クスっと笑えるものを見てみてもいいんじゃないですか。
張り詰めすぎると、糸は切れちゃいますからね。
やる時はやって、笑う時は笑う!そんな授業を今後も展開していきたいと思います。
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