夢を見つけ、夢を育む。卒塾する生徒からの手紙に書いてあったこと。

山口市・宇部市の学習塾「かわしま進学塾」の塾長の野上です。

2月になり、卒塾していく生徒が出始める時期になりました。私の担当する生徒も無事に進学する大学が決まり、あとは卒業を残すのみ。大学生活に向けて、ドキドキワクワクの時期になっている生徒も増えてきました。

今回のブログは、そんな1月末のある日のこと。

高校３年生の生徒の最後の授業の日でした。

授業が終わったお見送りの際に、一通の手紙を貰いました。

野上先生へ

2年半、本当にありがとうございました。

数学・化学がここまでできるようになったのは先生のおかげです。先生には勉強だけでなく、様々なことを学ばせてもらいました。努力すること、１つのことをやり続けること、誠実に生きることなど、先生の姿からたくさん学びました。定期テストや受験勉強を乗り越え、１つ１つ壁をのぼり、越えることができました。

今までは勉強が嫌いで、小・中学校までは勉強はあまりしてきませんでした。それにすぐにいやになったり苦しくなったら逃げていました。でも、この2年半で逃げずに立ち向かうことができるようになりました。それは先生のサポートがあったからです。

5年前どん底に落ち、学校さえも行けなくなり、今まで当たり前にしていたこともできなくなりました。高校を辞めたときは、大学に進学できないだろうし、もう二度と今までの自分には戻れないと思っていました。もう一度、高校へ入学してからもしばらくはずっとそう思っていました。

だけど、かわしま進学塾と出会い、先生と出会い、今では自分のなりたい夢も見つかり、共通テストも乗り越えることができました。今までの自分以上になれました。もう過去を見ず、前に向かって歩き出すことができています。

毎回「ねぇ、聞いて～」といつも学校での出来事を話して、自分の中でリセットして、また月曜から元気に学校に行っていました。先生も大変でつらいときもあったのに「そうか～」と聞いてくれて本当にありがとうございました。私の心の支えでした。たくさん学校で理不尽なことをされて、くやしくて何回涙を流したかわかりません。でも、先生の顔を見ると「まあいいや」と思えていました。