メリークリスマス!!
山口市・宇部市の学習塾・そろばん・英会話・書道教室、(株)KAWASHINの川島です。
共通テストまで残り23日。
大学受験部門の東進生は最後の追い上げが始まっています。
そんな中、12月の上旬、2人の生徒が国公立大学の合格を一般推薦入試でゲットしました。
今回は約20年間の塾講師経験をもとに、推薦入試で合格する生徒の特徴を書きたいと思います。
特徴その1
計画性がある(真面目)
まずはこちらをご覧ください。
東進の共通テスト過去問演習講座の学習状況です。
赤線を引いている生徒が今回合格した生徒です。
この共通テスト過去問演習講座は文字通り共通テストの演習講座ですから、もっとも本番のテストに近い実践的な講座といえます。
推薦合格をゲットした2名の実施率に注目してください。
1人は100%を達成しています。
10年間分の全科目の過去問を全て解き、解説授業を受けたことになります。
これってかなりすごいことなんです。
なんでかって言うと、推薦入試の準備(志願理由書、面接の練習等)をしながら、一般入試の勉強を並行して行って、尚且つ、その勉強量が群を抜いているというとことです。
しかも、推薦入試で合格したら、全く意味がなくなる共通テストの勉強を誰よりもしているわけです。
もし、推薦入試がダメだったらという事態を想定してしっかりと対策をしています。
逆を言うと、推薦入試に合格できい生徒に共通する特徴は、推薦入試の準備だけに没頭してしまい、一般入試の勉強を後回しにする子のような気がします。
だからこそ、推薦が不合格になった時のショックが大きく、後に響いちゃう最悪のパターンに陥ります。
特徴その2
笑顔が素敵(魅力)笑
これは容姿のいい悪いではないですよ。
人を明るい気持ちにさせてくれる満面の笑みができる生徒が合格していきます。
思い返すとどちらかというと運動部出身の生徒が多い気がしますねぇ。(どちらかというとですよ・・・。)
活発で、挨拶がしっかりとできて、しっかりと人の目を見て話せる、常に後ろめたさを持っていない生徒ですね。
特徴その3
意思が固く持続力がある
推薦入試で合格したという話を一般入試組が聞くと、
『もう合格決まったの?羨ましい!!』ていう言葉から始まり、
『えー、受験せずに合格したのかー!なんかずるいなー!』
みたいなことを言う生徒がいます。
そんな時に、私は、推薦で合格した子達に嫌な思いをさせないために、
『お前も推薦入試受ければよかったやん。』って言うようにしています。
すると、だいたい返ってくる言葉は決まっています。
『先生、俺が推薦合格するわけないやーん!そもそも評定足りんくて推薦もらえんわ〜。』
推薦入試に合格する子は、中3の終わり、高校入試が終わった瞬間から次の受験に向けて頑張った子達なんです。
高1の最初の定期テストから全力でぶつかり続け、今日まで頑張ってきたんです。
だから高い評定平均を獲得します。
推薦入試に合格する人は、誰よりも早く受験勉強を始め、定期テストですらも受験のつもりで本気で取り組むことができるのです。
頑張ること、勉強することが常なんですね。
時々、推薦入試、特に指定校推薦で大学に行った生徒は就職活動で不利になると言う話を聞くことがあります。
実際に推薦で合格した生徒を敬遠する企業もあるようです。
全く愚かなことだと思います、
真面目で、計画性があり、笑顔が素敵で、コミュ力も高く、持続力があり、いつでもどんなことにでも全力で挑み、周囲を明るくする力を持っている。
どこの企業でもどんな業種でも欲しいはず。
実際、うちで働く山大生や県大生でも、スーパー非常勤講師になる学生は推薦合格組が多いです。
推薦入試合格請負人の高坂先生(右)もその一人です。
受験のダイバージェンスが始まっています。
学力以外に目を向けた総合的な入試がどんどん増えてきました。
私たち学習塾もその多様化に振り落とされないよう、広い視野で子どもたちと接していかなければと感じます。