1枚の写真に秘められたエピソード
この二人は、米・フロリダ州のキャスリンさんとヘクターさん。
当時、キャスリンさんは妊娠しており、子どもの誕生を二人は心待ちにしていました。
そして、ヘクターさんはバイク愛好家だったこともあり、いつか子どもが大きくなったら、家族3人でバイクで旅行に行く計画を話していたそうです。
子どもの誕生を控え、二人は幸せな日々を送っていた。
しかし、ヘクターさんがある事件に遭遇し、我が子を見ることなくこの世を去ってしまいました。
あまりにも突然の出来事にキャスリンさんは悲しみに明け暮れます。
そして、ヘクターさんが亡くなって1ヶ月後、無事に赤ちゃんが生まれました。
子どもの名はオーブリーと名付けられました。
キャスリンさんはシングルマザーとして日々奮闘していましたが、それでもヘクターさんを失った悲しみが深く、辛い日々を過ごしていました。
1枚の写真が生きていく力に・・・
楽しみにしていた我が子を抱くことが叶わなかったヘクターさん。
キャスリンさんは、今は亡き父親のために何かしてあげられないかと考えました。
そして写真家に1枚の写真を撮影してもらいました。
その写真がこちらです。
バイク好きだったヘクターさんのヘルメットとグローブを置き、まるでヘクターさんが子どもを抱いているかのように撮影された1枚。
何よりも感動的なのはオーブリーちゃんの幸せそうな表情。
ヘクターさんは、実際に我が子を抱くことは残念ながら叶いませんでした。
しかし、1枚の写真がキャスリンさんとオーブリーちゃんをこれからも見守ってくれると思います。
オーブリーちゃんが大きくなったとき、この写真を見てパパの愛情を感じるのでしょう。
我が子のことを愛おしく思います。
当たり前にある我が子との時間を大切にします。
とても感動しました。