そんな我が子が、私の目の前から突如消えてしまったあの日。
誰にでも優しくて温かい息子を奪われたあの日。
私の息子は、居眠りをしていた飲酒運転者に跳ね飛ばされました。
そして、約10メートル近くも飛ばされて、一瞬で短い生涯を終わらされてしまったのです。
具体的には申し上げませんが、事故現場と激しく跳ね飛ばされた息子の遺体の損傷は凄まじかったです。
そして、何よりもその悲惨な事故と息子の無念さが伝わる事となったのは、跳ね飛ばされた場所から10メートルも先に転がっていたランドセルの中身でした…
ランドセルの下部にある、銀色の金具は跳ね飛ばされた衝撃でひね曲がり、息子の青いランドセルは半分程空いていました。
当然、そこに入ってあるであろう教科書や筆箱を拾いに行こうとフラフラとそこへ歩み寄ります。
すると、その中を見て私は立ち上がれないほど泣き崩れてしまいました。
息子の青いランドセルの中には、本来入っているはずの重い教科書や筆箱は一つもなく、その代わりに自分で摘み取ったであろう花が数本、輪ゴムで止められて小さな花束になったものが二つ入っていたのです。
そしてもう一つ、ランドセルの奥底からa4サイズほどの画用紙が一枚。
そこには、
おじいちゃん、おばあちゃんいつまでもげんきでいてね!
だいすきだよ!
と、まだ崩れかけの平仮名で描かれた似顔絵がありました。
そうです、敬老の日…。
息子が学校で描いて、祖父と祖母に渡そうとしていたものだったのです。
そこに添えられていた手作りの花束は、似顔絵と一緒に渡そうと思い、昼休みに一生懸命先生と摘んだものだったそうです…
私は、最愛の息子を失いました。
飲酒運転で息子を跳ね飛ばした運転手は、現在服役中です。
もちろん怒りや憎しみはあります。
しかし、そんな事ではないのです。
そんな事ではなく、息子に会いたい。
その思いだけです…
とは言え、未だ無くなるどころか我が物顔で飲酒運転をする人は後を絶ちません。
ましてや、それが警察官だったりするこの世の中は本当に腐っています!
どうか、一人でも多くの人がこの記事を見て、飲酒運転を止めて欲しい。
どうか、一人でも多くの人が飲酒運転で命を落として欲しくない。
そう切に願います。
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飲酒運転の事故による悲劇は
何度も記事にしていますが
まだまだなくなることはありません。
軽い気持ちでついつい・・・。
命よりも大切なものはありません。
この記事が拡散されることで少しでも
飲酒運転がなくなることを願います。
出典元:iinee-news.com