お父さんの遺品の金庫を開けたときの話が、
ネットで話題になっているので紹介します。
とても温かいお話で感動しました。
親父の遺品の金庫の中身
親父が癌で亡くなった。
親父には大切にしていた金庫があって、
お袋も早くに死んじゃってから、
誰もその金庫の中身を知らなかったんだ。
我が家は三人兄弟。
遺品整理のために、
とりあえず兄弟家族みんな呼んで、
その金庫をあけることにしたんだけど、
これがまた頑丈でなかなか開かないんだよ。
てか、開け方知らないし・・・
仕方ないから鍵屋を呼んで
開けてもらうことにしたんだけど、
古いせいかなかなか開かなくてさ。
待っている間暇だったから、
俺たちは何となく昔の話をし始めたんだ。
親父はとにかく「厳格で頑固者」。
俺たちの前で笑ったことなんて、
一度もなかったんじゃないかな。
子育てもお袋に任せっきりで、
ガキの頃は正直親父が大っ嫌いだった。
それで、三男が
「そんな親父だからしこたま貯めこんでじゃねぇか?」って。
次男も
「親父が夜中に金庫の前でニヤニヤしながらガサガサやってんのを見たことあるぞ」
なんて言うもんだから、
皆へんな期待をしてたんだ。
そんな昔話をしていたら、鍵屋が
「カギ、開きましたよ」って。