こんにちは。
山口市の学習塾「小さな学び舎たかおか塾」の徳山です。
突然ですが、将来の夢、持っていますか?
中学生、高校生で
「将来、何になりたいかわからない」
こんな風に言っている生徒をよく見かけます。
当たり前ですね。
私たちが学生だったときも、
どんな高校・大学に進んで、どんな職業についているかを
はっきりといえるひとは少なかったと思います。
ですが、大学には学部、学科があり、そのためには高校で何を学ぶべきなのか・・・。
将来の夢が決まっていなくても、
どんな進路に進むのかは早く決めるに越したことはありません。
しかし、早く決めなけらばと焦れば焦るほどどうなりたいのかがわからない。
自分が何をしたいのかがわからない。
そんな悩めるひとにぜひ進めたいのは、ズバリ・・・
夢の『消去法』です!
まずは、世の中にどんな学部があるのかを羅列していきましょう。
例えば・・・
①工学部
②理学部
③文学部
④教育学部
⑤医学部
などなど。
その学部がどんなことが学べて、
どんな職業に就くことができるのかまで簡単に調べましょう。
おおまかにでいいですよ。
ここでアドバイスとしてやってはいけないのが、
×「将来、君は何になりたい?」
×「何かやりたいことはない?」
といった質問です。
これを聞くと子どもたちは困ってしまいます。
ないから悩んでいるのです。
当たり前ですね。
なので次のように聞き方を変えてみましょう。
「将来、絶対やっていない職業はどんなの?」
そして具体的な職業を出しながら聞いていきましょう。
最初は極端なものがよいです。
たとえば、
「将来、君は総理大臣になっている?」
「じゃあ、宇宙飛行士は?お医者さんは?」
ほとんどの子たちは首を横にふりますよね。
そしてもっと現実味のあるものを聞いていきます。
「じゃあ、機械をいじっている?」
「料理をしている?」
「何かを人に教えている?」
「接客している?」
「お金の管理をしている?」
「歴史は好き?」
などなど。
その中で即答で「NO」と答えたものに ×を 。
あいまいな答えのものは残しておいてください。
あまり深く考えさせず、テンポよく聞いていきましょう。
すると、
「いいかも」
と答えたものと
「うーん、わからない」
と答えたものが残っているはずです。
それを見ながら、
「じゃあ、君は今これとこれに興味があるみたいだね。
この学部だとこんな職業に、
この学部だとこんな職業につけるけど、
どっちのほうが楽しそう?」
これで大体2つか1つに絞られます。
そうなると文系に進むか、理系に進むかぐらいは決めることができます。
もちろん成長していろんなことを知って
将来の夢が変わることはあるでしょう。
私は工学部の建築学科を出たのですが、
実際に大学に進んでみて進める職業の幅広さに衝撃を受けました。
建築学科から、建築家はもちろん
歴史学者、教員、ゲームクリエイター、役所の職員、地震の研究家、風の研究家、光のデザイナー・・・。
何がどうなったのかプロレスラーになった先輩とかもいました。
将来何になりたいのかがわからない人ほど、大学に行くべきです。
しかし、そのためにはまず大学に行かないと。
進路に悩んでいる学生、もしくはその保護者の皆様。
ぜひ一度、夢の『消去法』をお試しください。