冬季講習では何を行うのか?そもそも何のために行うのか?
突然ですが、僕は「熟達論」という本が大好きです。(自習室にあります)
この本を通じて、無意識に持っている能力成長のプロセスを明確に理解できつつあり、本当に読んでいて心が躍りっぱなしです。
そしてその中でも指摘されている、成長を妨げる要因としての「苦手というラベリング」に焦点を当てて、少しお話したいと思います。
この「苦手」というラベリングは、実は問題の深掘りを阻害し、改善の機会を奪ってしまう、いわば危険な言葉です。これは自分ごととしても、苦い体験がありますね。
例えば、僕は昔から「数学が苦手」と感じていましたが、それは本当に苦手だったのか、 冷静に振り返ると眉唾だなと思うことがあります。
実際には数学において得意な分野がちょこちょこあり、苦手と感じたのは特定のテストや経験から来た一時的な感情だった風に思うためです。
思うに、僕が数学を苦手だと感じた最初のきっかけは、高校受験の時のトラウマ的な出来事からでした。特に、合同の証明問題で全く解けなかった経験が影響して、数学全体を「苦手」と見なすようになりました。
しかし、振り返ると数学の基礎的な部分にはさほど問題がなかったし、なんなら得意な単元もあります。「苦手」という言葉で雑にパッケージングしたせいで、妨げられた学びはどれほどあるか、考える度に凹みますね。
・・このように「苦手」とラベリングすることは、ただの感情に基づいた評価であり、そのせいで学びの本質を見失うことに繋がります。しかも主観的であるがため、一人の観点ではなかなか気が付けない。
そのため【復習】を正しく行い、この冬季期間を充実したものとするには、「苦手」という感覚を超えて、何が自分の課題なのかを客観的に、細かく分析することが、非常に大切です。
例えば、理科の特定の単元ができない、苦手だと口にする生徒がいたとして、実際にはその単元の授業を欠席していたために前提知識が不足していただけ、というケースもあります。
こんな風に、今抱えている問題の原因は現在の時間軸にはなく、過去にさかのぼって初めてそれが見つかることも多いのです。
実際、どんな「苦手」も何度も繰り返して練習することで現在地からは確実に向上できます。例えば、指パッチンの練習を何度も繰り返せば割と誰でもできるようになるように、どんなスキルでも「練習不足」や「経験不足」が原因であることがほとんどです。
ですから、ただ「苦手」と言って諦めるのではなく、何が不足しているのかを見極め、適切に練習を重ねることが大切です。
このような視点を持つと、学力の飛躍のために必要なのは、「復習」であるとご納得いただけてくるかなと思います。
復習は単なる“おさらい”ではなく、過去に学んだ内容や自分の現状を入念に確認し、改善するための手段です。学習の進捗を確認し、どこでつまづいているのかを見つけ出し、そこから再度学び直すことで、確実に成長が望めます。
冬季講習は、まさにこの「復習」の重要性を深めるための絶好の機会です。
学期の終わりを迎えるこの時期に、これまでの学びをしっかりと振り返り、足りない部分を補うことができます!
冬季講習では、基礎から丁寧に復習することを重視し、今後の学習に繋がる強固な土台を作り上げることを目指しています。つまり、中2であれば中1から、中3であれば中2・中1から、それぞれ遡ります。
今抱えている問題が実は基礎的な部分にあることを発見し、それをしっかりと修正することで、成績向上が期待できます。
「復習」とは、単に過去を振り返ることではなく、現状を丁寧に見つめ、今後に繋げるための重要なステップです。冬季講習を通じて、復習を有効活用し、これまでの学びを強固なものにしましょう!
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