時が経ち、
2009年2月、ドイツのある街で少年グループが学校に侵入してバカ騒ぎをするという、やれやれな事件が起こります。
なんと、そこの現場に残された飲み物の缶から、「顔のない女」のDNAが検出されたのです!!
これにはさすがに違和感を感じた警察が再度事件の捜査をしたところ、
「顔のない女」のDNAは捜査で用いる綿棒を納入していた業者の従業員のものであり、
その上、これまで捜査で使用していた綿棒は全て同じ工場から出荷されたものであることがわかりました。
一連の事件で発見されていた「顔のない女」のDNAは事件とは全くの無関係だったのです。
こうして、すべての事件は振り出しに戻り、この出来事は
「ドイツ警察の歴史上最もお粗末」な事件として有名になったのです。
※2011年に最初の事件(警察官殺人事件)の犯人は無事逮捕されました。
いかがでしたか?
灯台下暗し。
事件解決へのひたむきさが仇となり、またDNA鑑定の結果の「思い込み」が事件を迷宮入りさせてしまったのです。
あれ?これって僕の身の回りでもよく聞きますね....?
必死で頑張っているのに成績が上がらない、10回も20回も英単語をノートに書いているのに覚えられない、
どうしても計算ミスがなくならない.....
「顔のない女」事件と本質は似ていると思います。
ひたむきさは美徳ですが、自分を見直してみることも重要です。
テストのやり直しをしろと周りの大人がいうのはこういう理由なんです。
今日、大内校では塾テストを実施しました。
解いた直後にやり直し!間違えた部分を「なぜ間違えたのか」把握すること!
当たり前ですが大事ですね!