こんにちは。
山口市のそろばん塾「スイッチ」の徳山です。
先日、滋賀県にあります「りんご塾」さんを訪ねてきました。
りんご塾さんはそろばんと小学算数をメインで教えている塾で、そろばん塾「スイッチ」の検定などでお世話になっているところです。
なんとそろばんだけで200人以上の生徒さんを集めています。
そこでそろばん塾の運営について学んできました。
一番印象に残ったのが、そろばんには向き不向きがあるということ。
そろばんはあくまで習い事の一つ。
そろばんができなくても将来何も困らない。
あくまでそろばんは脳開発の手段の一つであるということを割り切っていることでした。
そろばんを教えているとどうしても集中できずに辞めていく生徒が何人かいます。
これは仕方のないことですし、それで頭の良し悪しが決まるということは決してありません。
そこでりんご塾さんはそろばん教室の裏で習字教室を行っていました。
そろばんは計算があくまで計算がメインです。
なので数字が好きな子は集中して黙々と取り組めます。
では集中できない子はというと、絵画や音楽などに興味を持つ子が多いそうです。
そこでそろばんができない子に習字をさせてみるとどうなるのか。
ずーーと続くそうです。
そろばんができない子には習字を。
りんご塾さんはそうやって進めていました。
ということでそろばんをするのに向いている子ってどんな子なのかを書きたいと思います。
さて、そろばんの向き不向きがわかるのは実はそろばんをはじめてから1月ほどたってからです。
ポイントは足し算引き算の九九表というものが出てきたからですね。
これです。
例えば3+8をそろばんで入れるとき。
足し算の九九の8をみます。
そこには「2をとって10たす」と書かれていますね。
子供たちは3入っているところからまず2をとって、そのあと10を入れるわけです。
これをずっとやっるのは結構頭を使います。
感覚としては自分がわかりにくい数学の問題を本気で考えているとき、解答が長いと途中で考えるのがきつくなってわからなくなってしまったことがありませんか?
そのきつさと同じなんです。
なのでこれをずっと続けられる子は数学の難しい問題でもずっと集中して考えられます。
でもこれがどうしてもできなくてほとんど進まなくなってしまう子が時々います。
そのような子はどちらかというとそろばんよりも習字やピアノ、スポーツなどで集中力をつけることをお勧めします。
先にも述べた通り、そろばんはあくまで習い事の一つ。
絶対にやらないといけない勉強とは違います。
子供たちに一番合ったことで、楽しく能力を伸ばせるといいですね。