こんにちは。
山口市の学習塾「小さな学び舎たかおか塾」の徳山です。
ニュースを見てびっくり。
盛岡大附属高進学コースの一般入試合格者が0名だったそうです。
なぜこんなことが起きたのか。
理由は推薦入試の人数の増加。
定員は推薦と一般を合わせて計150人です。150人の内訳は以下の通り。
コース | 定員 |
---|---|
特進 | 30人 |
教育系大学進学 | 30人 |
進学 | 90人 |
これに対して、推薦入試の合格者数は以下の通りでした。
コース | 合格者数 |
---|---|
特進 | 67人 |
教育系大学進学 | 16人 |
進学 | 114人 |
そして、この後の一般入試(前期)の合格者数は以下の通りでした。(※3コース合わせて478人が受験)
コース | 合格者数 |
---|---|
特進 | 207人 |
教育系大学進学 | 40人 |
進学 | 0人 |
現状をまとめるとこうなります。
コース | 合格者数(カッコ内は推薦) |
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特進 | 274人(67人) |
教育系大学進学 | 56人(16人) |
進学 | 114人(114人) |
推薦入試(専願)の人数が多すぎて、一般入試の生徒が入らない。
さらにかわいそうなのが入試日程。
- 1/10:推薦入試出願受付
- 1/11:一般入試(前期)の出願受付
- 1/12:推薦入試実施・推薦入試合否決定
- 1/13:HPで推薦入試の合格者発表
- 1/14:一般入試(前期)実施
- 1/17:HPで一般入試(前期)の合格者発表
ご覧の通り1月14日の一般入試で受験する生徒は受験前日に不合格になることが決定していたということです。
私立高校を滑り止めで受けていた生徒たちは公立高校一本で勝負ということになるわけですね。
今年こんなことになってしまった原因として甲子園での野球部活躍などが挙げられていますが、
せめて一言事前に説明があってほしかった。
2020年の大学入試改革が進む昨今。
国立大学の推薦入試の割合がどんどん増えていくと同時に、今回のような問題が出てくると思われます。
受験生の皆様はしっかりと情報を入手して受験に臨むようにしましょう。