試験2週間前から着々と…。
テスト範囲が発表される前から、僕たち講師はある程度の範囲の予測を立て、演習重視の内容に切り替えていました。
特に英語は教科書が改訂されているとはいえ、文法的に問われやすい部分はある程度見えてきます。
そうした“出やすい内容”を抑えたうえで、演習に特化し、基礎力と応用力を同時に鍛えていきました。
実際、「なんでこの内容をやらされるのか」が明確になっていないと、生徒にとっては心理的な負担が大きくなります。
しかし、「これは過去に2回出題されている」など具体的な情報を伝えることで、
「じゃあ必要じゃん」と納得して取り組んでくれる姿が印象的でした🥺
ちなみに、僕は勉強法の勉強も好きなので、折に触れてその知見を共有してもいます。
提出物チェックと、まさかの一件・・・!
今回も力を入れて確認したのが「提出物」、特にワークの取り組み状況です。
試験週間の2回目の授業では
「すべて完成させたワークを持参する」という課題を出し、
解答の丁寧さも含めてしっかりチェックを行いました。
中には解答を一時紛失してしまい、〇つけができていなかった生徒もおり、
その場で一緒に問題を解き直して〇つけのサポートを行いました。
こういった抜けを事前に拾えたのも、早期にチェックを入れていたからこそだと感じています。
(これが常態化してもらっては困りますが(#^ω^)
演習中も“意地でも放置しない”!
先ほど書きましたが、「演習中心」とだけ聞くと、
いわば“放置”のようなイメージを持たれるかもしれません。
ただ、実際はまったく逆です。
僕自身は演習中、以下の点に気を配りながら生徒の様子を見守っています:
- 生徒の視界に入らない位置から見守る(集中を妨げないように)
- 数秒手が止まったら、すぐ声をかける
- 解説は基本的に〇つけ後に行う(テンポを優先)
- 集中が切れてきたと判断したら、内容を切り替える(例:漢字や単語の暗記へ)
こうした工夫は、かつて読み漁った教室運営に関する本(今確認したら6冊ありました)から学んだことでもあり、現場で生かせているなー、と感じます。
また、自習の時間も放置はせず、自習室には大体25〜50分おきに一度、様子を見に行きます。
万が一居眠りしていたら叩き起こしますし、友達と隣同士になっていたら、集中できるよう席を離す指示も出しています!
環境づくりと集中力の関係。
この自習室は、とある生徒曰く「森」という個性的な空間になっていますが、
緑が多いこと、本に囲まれていること、温湿度を適切に保つこと──
これらはすべて、「集中力とその深さに直結する」という研究論文を読んで以来、意識して整えている要素です。
教室全体で“集中できる空気”をつくることもまた、僕の大切な仕事だと思っています。
さて。この次のページでは、試験直前の土日で行われたとあるイベントについて、そのレポートを書いていきます🔥