【要約力】とはなにか?
「要約力」とはなにか。特に国公立二次試験以上のレベルから問われるスキルなのですが、
思い返してみると、僕はその力を受動的に教わったことは多分一度もありません。
記述の書き方や英作文のテンプレートは学んできましたが、
既にある長文をベースに、筆者が言いたいことだけ汲み取ってまとめていく方法は、
下手すれば大学でも習ったことは無いかもしれません。
(勿論、大学に入るためにはそもそもその力を持っていなければならない、という話に過ぎない可能性もありますが)
だからこそ、この仕事を始めて以来コツコツと取り組んでいるのが、僕が習ったことが無く、かつ入試で問われる、要約を初めとする国語のスキルの勉強です。
そして色んな本を読んでいく内に、この【要約力】を端的に解説し、そして「確かに、その力が付いた!」と思えるほどの名著と、2つ出会えました。せっかくなのでここに紹介します。
まずは、【論理トレーニング101題】です。
20年くらい前の本なのですが、内容の濃さ、圧倒的な問題量、解説の充実度は、未だに抜きんでていると感じます。
ヘンに平易さをウリにしてポップなデザインになってしまうより、マジで文字しかない武骨な内容が僕は好きなので、大体年に1~2回は自然と読み直しています。(都度、筆者が提唱する水準に至らない自分に落ち込むところもありますが)
ちなみにこれは全然中・高校生向けではないので、どちらかと言えば「高校生・中学生に国語を指導することがある講師が読んで鍛えておくべき本」に該当するんじゃないかなと思っています。
そしてもう1つは、実は普段の指導でもすごくお世話になっている、【論文の書き方】です。
こちらは先ほどの本よりさらに古く、昭和に発行されたものです。そのため、現代には合わない部分もあるのですが、そこをカットしても通用するヒントは大量に含まれています。
僕はもう論文を書くことは多分無いのですが、
「卒業論文も、小論文も、作文も国語の記述問題も、根っこにあるスキルは同じ」という指摘には痺れました。
そして、その通りだと感じています。
例えば卒業論文を書くときは、テーマの決定、構成・サブトピックの決定、資料集め、アウトラインの考案等で全作業量の9割を占めると書かれています。
いわゆる清書なんてのは、作業量全体でいえば1割に過ぎない部分なのだと。
つまりそれくらい、情報探しと構成の推敲が、そのクオリティを決める。このことは、すごく同感ですね。
最近発行された本にも良書はあるのでしょうが、僕はやはり、論理的なことを書いた本は武骨なデザインが好きなので、少し古い本の紹介となりました。(後は【決断力】も好き)
やはり、論理的思考力を”教える”のは、相当に難しいです。
まずそもそも、自分が教えられるほどの力量を持っていると自負することがいきなり、ハードルが高いです。
しかし世の中のトレンドとして、教える側にとってマストなスキルとしての価値が爆上がりし続けているのは間違いないので、英検の改定を契機に、勉強し直すのもアリかなと、これまた実は前向きに考えています。
ということで、長文ではありましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました!
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