おはこんばんにちわ!!!
山口市・宇部市のKAWASHINグループの川島です。
今日はちょっとだけ難しい話題。
みんなが大人になったら世の中はどうなっているかを考えてみましょう!!
中3生ならもう歴史の授業で習ったと思いますが、明治時代初期、富国強兵政策によって日本は人口を急増させ、20世紀初頭以降は列強の一因となり、その経済力を世界で大きく示し始めました。
それ以降、太平洋戦争で大きく後退しますが、その後も高度経済成長を迎え日本は列強の一員に復帰しました。
昭和40年代後期には国民総所得がアメリカにつぐ世界第2位となり、1986年にバブル景気を迎え、21世紀初頭までに日本がアメリカを抜き、世界第一位に経済大国になると予測され、アメリカの経済学者が『Japan as No.1』を出版し、日本の黄金期の代名詞となる言葉となりました。
さて、その日本のバブル景気黄金期って日本はどんな感じだったかを分かりやすく説明します。
日本のバブル景気は1986年から1991年の51カ月間と言われています。
その期間の日本のトップ企業が世界の中でどのように評価されていたかみてみましょう。
世界の企業の時価総額ランキングです。簡単にいえば、その企業がどれくらい価値があるかというのをお金(ドル)で表しています。
なんと平成元年は世界TOP20の企業の中に15社も入っているんです。
どれだけ世界の中で日本の経済が影響を与えていたかが分かりますよね!
そして1991年にバブルが弾け、『失われた10年』と呼ばれる経済停滞期に入ります。
熱狂の好景気は終わり、大人は口々に『不景気だー。不景気だー。』とぼやき始めます。
そして2000年代に入り、リーマンショックにより世界経済全体が金融危機に見舞われます。
そんなこんなで現在、コロナショック、ウクライナ情勢などなど日本の経済が上向く材料はなかなか見つかりません。
あ、ちなみに、平成30年の企業の世界時価総額はこんな感じです。
アップル、フェイスブック、アマゾンなどなど。
みなさんも知ってる企業が並んできますよね!
みてわかる通り、過去の栄光は何処へやら、日本の企業は一つも入っておりません。
日本の企業が入っていないコチラの方が知ってる企業名が多いというのが日本の悲しい現状を表していますよね・・・。
もう一つ、日本がまずいなと感じるデータを見てください。
1997年の平均賃金を100としたときにどう変わっていってるかを示したグラフです。
日本だけ下降していますよね・・・。
今、コロナショック、ウクライナ情勢、そして何よりも人口減少。
明るい話題がほとんどない状況です。
日本のGDPは世界で30位以下に低迷しています。
みなさんが大人になったとき、今と同じ水準の生活が保てているか全く分かりません。
今頑張ることに慣れていなければ、もっともっと過酷な状況になっている数年後を乗り越えることはできません。
今はまず目の前の仕事(勉強)に一生懸命に!!
そのさきに必ず明るい未来が待っているはず!!