STEP1:まずは難問を解こうとすべし。
とはいえ、数秒考えてワカラン!というのも色々むずがゆいです。
解けなくても、まずは『自分の頭で考える』のが大切。
ただし、『全くワケがわからないまま自分の頭で考える』のは時間がもったいないので、以下のテンプレを自分に投げかけながら、限界までチャレンジしてみてください。
① 問題文からわかっている情報は何か?
② その情報をいじくれば、何が出てくるか?
③ 最終的に何を求めればいいか?
―自分のレベルが達してさえいれば、こういった問いを頭の片隅に入れて取り組むと、いずれ答えにはたどり着きます。(これをメタ認知と言います)
しかし、そうなる方が稀でしょう。なんたって難問なんですから・・・。
その際は、次のステップに飛んでみましょう。
STEP2:解説を読んで再チャレンジ。
お手上げのところまで行ったら、時間を掛けすぎないためにも、解説を読んでしまうのがオススメです。それか、誰かに質問するのもいいでしょう。
ただし、一つだけ注意事項があります。
それは、
解説や説明を読んだり聞いたりしてわかった気になったとき、それはまず間違いなく勘違い
・・・というものです。
人間の脳は不思議なもので、『わかった感』があれば、即『俺はもう完璧だぜ』と思い込む性質があるそうです。だからこそ、そこは"意識して"潰さねばなりません。
一番お手軽な方法は、即座にその問題へ再挑戦でしょう。もし解ききれればそれでよし、無理ならばそれは理解できたという勘違いなので、改めて解説を読みましょう。
更にレベル高く確認したければ、解答復元練習もオススメです。これは、解説のプロセスを脳内再生しつつ、自分が誰かに解説するつもりで紙に書き出すという学習です。
こういった風に自分へ問いを投げかけながら、解法そのものを習得していくのが、難問攻略の要ではないでしょうか。
STEP3:知識はリンクさせてストック。
ここから先は、さらに力量を高めたいときの話です。
自分が持っている知識をさらに強い武器にするには、如何に多くの知識を結び付けておくかが要です。
例えば、一次関数の文章題を見た際、『おや、ワンチャン図形の知識も使えるかな?』というカンを働かせるためには、この2つが求められる問題にいくつ触れたかが大切です。
では、どうやって異なる領域の知識を繋げるか?これは、意識して知識を整理整頓するしかありません。
オススメは、そういう狙いのノートを作ることです。
難問を解く際、解法が複数あれば、それらを同じページに書いておく。そして別の問題を解いた際、『引っ掛かる共通点』があれば、別途書き足しておく。
―残念ながら僕は現役のときこの学習法を知らなかったのですが、知っていれば確実に実践していました。
何故かというと、今はそれの恩恵で、本当に色んな知識が頭からするする出てくるようになったからです。また、特に意識していないのに、それが不意に繋がる感覚も、今はしょっちゅう覚えます。
これはいささかスピリチュアルなにおいがしてしまいますが、試して損はありません。いたずらに『自学』と称して同じ漢字を書き殴るくらいなら、是非『解法』をまとめておきましょう。
ということで今日もまた『勉強法』についてを書いてみました。(四谷も近いですしね)
悩める小中高生の一助になっていれば嬉しいです。それでは今日はこの辺で。
KAWASHINグループ
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