青年会議所の活動で被災地を訪問しました
現地の青年会議所の先輩にあうために
仙台から石巻にレンタカーに乗って向かった
新幹線で仙台に到着したときは町並みは普通で
本当に大災害がここで起こったのか?と不思議に思ったぐらい
当日は東北六魂祭という祭の二日目で人も多かった
石巻に到着
街を運転していると商業区の不思議な場所に仮設住宅が並んでいた
街の公園がすべて仮設住宅になっているようだ
子供の遊び場所はない
レストランに案内された
石巻も津波に襲われ今でも多くの店が閉まっている
案内されたレストランも一階が水没
ようやく開店したばかりだった
街を歩くと海の塩で木が枯れているのが多かった
壁に僕の胸辺りにラインが入っていた
ここまで水が来たのかと思うと恐ろしい
当日
車を運転していると前から大きな津波が襲ってきたらしい
その津波の上には流された車が並んでいたらしい
すぐに降りて大きな松にしがみつきなんとか生き延びたが
その松の周りを何人も人が流されていったと聞いた
車の防犯ブザーが鳴り響き
その音が今でも耳に残り
夜になると幻聴が聞こえるらしい
食事を終え
女川へ向かった
ここは衝撃だった
街全体が飲み込まれ
数棟のがれきのみが残っていた
上の写真の右の緑の建物は
土台ごと倒されている
建物の土台をこんな角度から見たのは初めてだ
高台に病院があった
その駐車場で現地の方が当日の話を聞かせてくれた
この高台の駐車場で逃げ切った方々は様子を見ていた
ユーチューブなどに投稿されているのはここから撮ったムービーが多い
この男性の奥さんも当時この場所から街の流される様子を見ていた
すると病院の二階から逃げろー!っと大きな声で叫ばれた
なんとその高台をも飲み込む大きな波が病院の裏から押し寄せてきた
あわてて病院に逃げ込むも大混乱
二階に上がる階段は大渋滞
エレベーターに逃げ込むも動かない
一階の水かさは増しとうとう顎までつかった
一瞬あきらめかけたとき
すーーーと水が引いて一命を取り留めた
商店街で働いていた方々が集まって
近くの高台にプレハブを運び商売をしていた
現地の人は明るかった
笑顔でいっぱいだった
でも当時の話をするときは
笑顔で話されながらも涙をこらえている不思議な表情だった
テレビでみる様子はほんの一面
今でも食事はパン2個と牛乳1本
たくさんの蝿と蚊に苦しんでいる
当日数分車をとめただけで20匹ぐらいの蝿が車の中で飛び回っていた
僕らに託されたことは
この現実を地元で多くの人に伝えること
昨日平川で授業の前に話をした
生徒たちは真剣に話を聞いていた
先輩これでいいんですよね
僕にできることをコツコツとがんばります
次の日カンボジアに行くと
全世界で日本は応援されている
がんばろう!ニッポン!
今雇用の募集をしても誰も来ないらしい
9月まではみな失業手当で生活している
毎日お葬式
働いている暇もない
9月からが第二のスタート
生徒と社員と社会の幸せのために
一生懸命
今日もがんばろう![#IMAGE|S41#]
被災地訪問
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