こんにちは!
山口市内の学習塾、KAWASHINグループの川島おさむです。
毎年恒例!文化の日は…
全国統一小学生テスト
なんだか今回からTVCMがくだけた感じになってますねー。
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実は今回の全国統一小学生テストCMのコンセプト変更の理由は、大手企業が近年よくやっている『真面目路線からキャッチー路線へ』みたいなことではなくて明確な新ターゲットが登場したからなんです。
そのターゲットは
『幼稚園年長さん』
そうです。
今年からなんと本テストは未就学の年長さんが対象に加えられました。
年長から全国規模の実力テストを受けて何か意味があるの?
年長にどんなテスト受けさせるの?
そもそも未就学なのに受験科目ってどうなってんの?
ていうか字は読めるの?
といろんな?が浮かんできますね。
この年長さん追加の背景は様々あると思いますが
①中高一貫校の台頭
②保護者への教育意識に対する喚起
といった目的が見え隠れしています。
東進はずいぶん前から『早期学習』を推奨しています。
平たく言うと、
学年の枠や学校の進度にとらわれることなくどんどん先のことを学習しちゃいましょう。
みたいな。
それはなぜか。
当たり前のことですが、(できることなら)先に学習しちゃったほうが後々有利になるからです。(そのまんまですね…。)
東大・京大・国公立医学部をはじめとした超難関大学の合格率は中高一貫校の生徒のほうが普通の高校に通う生徒より格段に高くなっています。
現在、東大進学率No.1は灘高校です。(合格者数No.1は開成高校)
当然、中高一貫校です。
灘中学校の数学は中3で高2数学の途中くらいまで修了しちゃいます。
そうなると高校に入って3年間じっくりと入試問題に触れる時間がとれるため、受験が相当有利になりますよね。
ちなみに、昨年の山口高校の東大現役合格者は0名でした…。
もちろん中高一貫のデメリットがないというわけではありません。
ただ、こういった環境で志高く勉強している子供たちがいて、その事実を知っているのと知らないとでは子育てに大きな違いが生まれてくるのも事実です。
わたしたち、大人(親)は子供たちにできるだけ多くの選択肢(可能性)を与え、子ども自身に自分の将来を選択させるべきだと私は思っています。
ついさきほど、まさに年長さんの男の子を連れて教育相談に来られたお母さんがいました。
「この子が附属小学校に入りたいと言うので相談に来ました。」
とおっしゃっていました。
素晴しいことだと思います。
まだ幼稚園に通っている男の子が自分の半年先の進路のことを考え、勉強を始めようという決断をしたわけです。
これは、親御さんが附属小という選択肢があることを伝え真剣に考えさせたからでしょう。
5歳の子が自分でインターネットで小学校のことやその先の進路について検索するなんてありえないですからね。
全国統一小学生テストは子供たちの選択肢を増やす絶好のチャンスだと思います。
普段、小学校で受けているテストで90点以上をとる子はたくさんいます。
テストによっては満点の生徒がクラスの中に何人もでる場合もありますよね。
それでは、満点を取った生徒が10人いたとして、その10人は全員同じ学力なのでしょうか?
絶対にそんなことはありません。
全国統一小学生テストはそういった学校のテストでは測れない学力を浮き彫りにします。
同テストの国語・算数は150点満点。
小4~6の平均得点率は66%になるようにテストが作られています。
普段学校で受けているテストより、数段難しいテストにチャレンジすることになるわけです。
だから、いつも学校で受けているテストならほとんど満点がとれる子でも、手も足も出ない問題が何問も出題されます。
そして、気づいてもらうのです。
「自分が解けなかった問題を簡単に解いてしまう同学年のライバルが全国にいる。」という事実に。
そして、それは私たち大人(親)も受け止めていかないといけない事実です。
全国統一小学生テストの意義の一部をご説明しました。
次ページでは話を戻して、年長さん対象のモデル問題の一部を大公開します!