忌野清志郎さんは日本を代表する
ロックミュージシャン。
RCサクセションを筆頭に、数々の
バンドを率い、ソウル・ブルースを
下地にしたロックサウンドを展開。
そのステージ上における
圧倒的な存在感と、
1983年に発表されたRCサクセションの
ライブアルバム「THE KING OF LIVE」
の印象から、
ザ・キング・オブ・ロックの
異名を取りました。
2009年に亡くなった後も、彼の音楽は
多くの人の記憶に残っています。
そんな、忌野清志郎さんが、
2000年に書いたメッセージが
ネットで再注目されているので
紹介します。
地震のあとには戦争がやってくる
これは音楽評論家の、
湯川れいこさんの投稿です。
これ、読めるかしら? pic.twitter.com/uczpFI3X
— 湯川れい子 (@yukawareiko) 2012年12月13日
地震のあとには戦争がやってくる。
軍隊を持ちたい政治家がTVででかい事を言い始めてる。
国民を馬鹿にして戦争に駆り立てる。
自分は安全なところで偉そうにしているだけ。
阪神大震災から5年。
俺は大阪の水浸しになった部屋で目が覚めた。
TVをつけると5ヶ所程から火の手がのぼっていた。
(これはすぐに消えるだろう)と思ってまた眠った。
6時間後に目が覚めると神戸の街は火の海と化していた。この国は何をやってるんだ。
復興資金は大手ゼネコンに流れ、神戸の土建屋は自己破産を申請する。
これが日本だ。私の国だ。とっくの昔に死んだ有名だった映画スターの兄ですと言って返り咲いた政治家。
弟はドラムを叩くシーンで、僕はロックンロールじゃありませんと自白している。
政治家は反米主義に拍車がかかり、もう後戻りできゃしない。
そのうちリズム&ブルースもロックも禁止されるだろう。
政治家はみんな防衛庁が好きらしい。
人を助けるとか世界を平和にするとか言って、実は軍隊を動かして世界を征服したい。俺はまるで共産党員みたいだな。普通にロックをやってきただけなんだけど。
そうだよ。売れない音楽をずっとやってきたんだ。
何を学ぼうと思ったわけじゃない。
好きな音楽をやってるだけだ。
それを何かに利用しようなんて思わない。せこい奴らとは違う。
民衆をだまして、民衆を利用して、いったい何になりたいんだ。
予算はどーなってるんだ。
予算をどう使うかっていうのは、いったい誰が決めてるんだ。
10万円のために人を殺すやつもいれば、
10兆円とか100兆円とかを動かしている奴もいるんだ。
いったいこの国は何なんだ。
俺が生まれ育ったこの国のことだよ。どーだろう、・・・この国の憲法第9条は、まるでジョン・レノンの考え方みたいじゃないか?
戦争を放棄して世界の平和のためにがんばるって言ってるんだぜ。
俺たちはジョン・レノンみたいじゃないか。
戦争はやめよう。
平和に生きよう。
そして、みんな平等に暮らそう。
きっと幸せになれるよ。
このメッセージは、忌野清志郎さんの
エッセイに収録されています。
出典元:buzzmag.jp
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こちらのメッセージは、
忌野清志郎のエッセイに
収録されています。
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今の時代にこんな強烈なメッセージを
発信している人はいるでしょうか。
賛否両論あるかもしれませんが、
それだけこの国のことを
愛していたのだと思います。
『俺たちはジョン・レノンみたいじゃないか。
戦争はやめよう。
平和に生きよう。
そして、みんな平等に暮らそう。
きっと幸せになれるよ。』
出典元:youtube