こんにちは。
山口市の学習塾「小さなん学び舎たかおか塾」の徳山です。
今日は数学の研修で出たこんな話を紹介。
実はこれは、ネットで有名なジョークです。
実際には10年の歳月と120億の開発費をかけて研究していません。
〇無重力空間でボールペンが使えない→事実です。
〇ボールペンを使えない間、えんぴつを使っていた→事実です。
〇どんな状況下でもどんな表面でも書くことのできるボールペン→存在します。
スペースペン(¥5,980)
しかし、NASAがこのボールペンを開発したわけではありませんでした。
このジョークですが、実は2つの解釈の仕方があります。
①単純にNASAの無駄な努力を皮肉ったもの。
②宇宙空間で鉛筆を使うと、折れた芯や削りかすなどが精密機械に紛れ込み壊れてしまうかもしれない。そういった細かい配慮を行わなかったロシアが結局宇宙開発競争に負けたという解釈。
しかしこの話の一番すごいところは上の写真のスペースペンを開発したフィッシャー社。
当時誰よりも早く宇宙空間でボールペンが使えない、そしてえんぴつだと安全面で問題があるということを見抜き、スペースペンを開発していました。
NASAから依頼を受けたわけでもなく、
国から援助を受けたわけでもなく、
フィッシャー社のポール・フィッシャー氏は自分のお金で3億6000万円を投資して作っていたわけです。
そしてNASAに売り込みました。
そのスペースペンは今でも使われているそうです。
自分で必要なことを見つけ、問題点を洗い出し、解決する。
勉強だけでなく、目標達成の手法としても当たり前のことですが、難しいことですね。