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じいちゃん、ばあちゃん

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水曜日の夜、おやじからLINEが来た。
「ばあちゃんが心不全で倒れた。」
詳しいことはわかってないが、いてもたってもいられなかった。
両親が自営業で共働きだった小学校の頃はいつも祖父母の家で過ごした(たぶん)
祖父母はアパート住まいでアパートに行ったら何があるわけではないがなんだか楽しみだった。
たぶん、いっぱいかまってくれたからだろう。
夕方になると、ハイジっぽいアニメがありそれが終わるころには家に帰らないといけない。
なんだかそのアニメを見るのが寂しかった。
正月をアパートで迎えたこともある(たぶん)
除夜の鐘をきくまで起きていることができず悔しかった。
中学生の頃かな・・・
家が二世帯に改装され一緒に暮らすことになった。
じいちゃんには俳句や将棋、切手収集などいろんなことを学んだ。
なぜか切手にはまってねだる僕に、
「大人になったら全部つとむにあげるから。」と約束してくれた。
ばあちゃんはいつも僕の大好きなものばかりを作ってくれた。
おでん(じゃがいものみ)、オニオンスライス、枝豆・・・
料理が上手だった。
頑固なじいちゃんに優しいばあちゃん。
それは今でも変わらない。
朝、娘を幼稚園に送り奥さんに駅まで運んでもらった。
新幹線に乗って小倉まではたったの20分。
JRに乗り換えて黒崎まで。
高校の頃、よく遊んだ黒崎。
ゆっくりしたい気持ちもあったけど、早くばあちゃんに会いたかった。
筑豊電鉄で萩原へ。
久々に乗った筑電は電子マネーが使えてびっくり。
そりゃーあれから22年だ、変わるもんは変わる。
ばあちゃんは思ったよりも元気だった。
ほっとした。
来週に大きな検査があるらしい。
娘の動画を見せた。
途中、偶然おさむからも電話があった。
声を聴いてい嬉しそうだった。
じいちゃんは違う病院に入院している。
腰の骨を骨折してそろそろ1か月が経つだろうか。
どんどん弱っている。
動かないのとご飯を食べないのが原因だ。
看護婦さんから様子を聞いた。
そろそろ痛みも引く頃だろうけどなかなかリハビリをしてくれないらしい。
久々に二人でいっぱい話した。
特におやじの話題が多かった。
ほとんどはおやじ自慢だった。
まわりの人から「息子さんには本当にお世話になった。
お礼を言っておいてください。」と何度も言われたらしい。
いつも鼻が高かった、自慢の息子だ。
何度も同じことを繰り返していた。
親子の絆は切っても切れない。
僕もおやじがよぼよぼになったときに孫に自慢できるような息子になりたい。
今までやらなかったリハビリをその日は頑張った。
孫が見ている前では力がわいてくるのだろう。
ベッドから動かなかったのに昨日は両足でつかまり立ちをした。
ばあちゃんに会いに行かないと。
何度もそう言っていた。
僕には今でも3人の祖父母がいる。
僕の自慢の祖父母だ。
みんな90歳近くになった。
体にはぼろがきている。
あと何度会えるだろう。
いつもそんなことを考えてしまう。
まだまだ孝行しきれない。
昨日は二人といっぱい話せて幸せだった。
夜、本部に戻ると相談ごとがいっぱいあった。
お母さまたちと話しながらいろんなことを考えた。
子どもを思う親の気持ちはみんな一緒。
子どもには幸せになってほしい。
その手法は各家庭でバラバラだが目的は同じだ。

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