学習塾、そろばん、書道、英会話、(株)KAWASHINの川島です。
世界情勢が悪化するなか、これまでの常識と真逆に進んでいるものがあります
それは円安です。
今日は中3公民でも取り扱う為替の中で出てくる用語、【円安】についてお話しします。
今、ウクライナが大変なことになっていますよね。
もし、自分のまちにミサイルがたくさん飛んできて、あたり一面焼け野原になってしまったらあなたはどうしますか?
食糧を買おうにもお店も焼けてしまっています。
これまで一生懸命貯めたお金も無意味になってしまいます。
お金というのは様々なシチュエーションで価値が変動してしまいます。
特に戦争や紛争などにおいては大きく影響を及ぼします。
その点、日本は戦争を放棄した国です。
そう言った面で日本の円は世界の中で最も価値が変わりにくい安全通貨の一つと言われています。
ですから、世界情勢が悪くなる時にはこぞって皆が円を買い求め、円高になるのが普通でした。
ところが、今回のウクライナでの情勢を横目に、円はどんどん売られています。
そして4月19日現在、とうとう20年ぶりに1ドル128円をつけました。
その理由は単純です。
『日本の経済が今よくない方向に進んでいる』と世界の人たちが見ているからです。
経済大国と言われた日本は今、世界の投資家から三行半を突きつけられているのかもしれません。
では、そもそも円安って何?
簡単にいうと、円の価値が下がっている状態です。
例えば、
1ドル100円の場合、
あなたが海外旅行をして1ドルのおやつを買う時に支払うお金が100円ということです。
円安になるとどうなるでしょう。
1ドルと100円がつり合っていた状況が、円の価値が低くなってしまうので、100円では足りなくなります。
今日のレートでいうと
1ドル128円みたいになっちゃうわけですので、
1ドルのおやつを128円出さないと買えなくなってしまいます。
逆に、あなたが何かを売る立場になれば、
1ドルの商品を売ればこれまで100円の売り上げだったものが128円の売り上げになるわけですから得するという側面もあります。
しかし、何にしろ、円の価値が下がっている円安というのは日本の価値が下がっている。
日本が安く見られているような感じがしていい気はしないですよね。
マクドナル